iつりしん ゲーム・ザ・ワールド

●能取岬沖のブリ

2022/08/04
待望のブリ釣れだす 北見市常呂漁港の本紙情報協力船、令和丸(矢萩聡船長)が網走市能取岬沖周辺のブリジギングで連日釣果を上げている。 7月30日、令和丸は午前5時ごろ出港し、40から50分かけて水深45から50メートルのポイントで釣りをスタートした。この日の乗り合いは7人。おのおのさまざまなルアーをローテーションして1年ぶりのバイトを待った。 最初のヒットは午前7時過ぎ。先陣を切ったのは旭川市の男性だった。6フィート台MHアクションのロッドに6000番のリールを付け、メインラインはPE3号。ナイロンリーダーは42ポンドを2メートル接続した。150グラムのブルピンジグを着底させた後、ワンピッチジャークで探っていると、6回目のジャーク後に強烈なバイトがくる。右に左に駆け回る引きはブリ以外の何物でもない。数分のファイトで上がったのは84センチ、推定7キロ前後のグッドサイズだった。1時間後には、男性の釣友が180グラムのブルピンジグで80センチ前後の良型を追加。これで船中2匹の釣果となり、午後1時前に帰港した。 船長は「(ブリが)好調な年は一気に釣果が上向くことが多い」と話すが、シルバー系のジグが好調だった翌31日、同沖で朝から続々とブリが上がり、船中12匹と釣果が大幅に上昇。大半が7キロ以上の大型で、サオ頭は4匹の好漁だった。船長の言葉通りなら、これから大いに期待が持てる展開だ。この夏、オホーツク海のオフショアゲームでブリが台風の目となるか。今後の動向から目が離せない。 (本紙・金沢 賢治)