iつりしん ゲーム・ザ・ワールド

●鮪ノ岬のブリ

2022/07/21
強烈なファイト 74センチブリゲット 14日朝、函館市の佐藤誠さんが乙部町鮪ノ岬で唯一上がったブリを射止めた。 午前7時ごろ、佐藤さんは同僚3人と同岬へ入釣。先端部は混雑で空きがなく、岬の右側で釣り始めた。大物用のタックルは、ロッドが10フィート5インチ。スピニングリールは6000番のハイギアで、PE2号のメインラインにフロロカーボンリーダー7号を1.5メートルほど結束。 佐藤さんはダイビングペンシルを投げたが反応がなく、すぐに個人的に実績が高く、お気に入りだというデュエルのヘビーシンキングペンシル、ハードコアモンスターショット(S)110ミリ、50グラム(ケイムラカタクチ)にチェンジ。80から90メートル投げ、15秒沈めてからワンピッチジャークを数回織り交ぜるアクションを40から50メートル先まで繰り返した。それより手前は1秒間にハンドル2回転のただ巻きで探ると、8時10分ごろ、ただ巻きしていた時に待望のブリがヒット。多少ドラグを出されながらも手前まで寄せたが、ここから陸っぱり屈指のスプリンターらしい強烈な引きを見せる。ロッドを大きく曲げて左右に走り、底へ潜るブリに対しファイト中にドラグをフルロックしたが、それでも難なくラインを引き出すパワーは驚異の一言。最後には力尽き、74センチ、4.4キロの良型が同僚の差し出すタモに収まった。 (本紙・坂井 宏彰)