●増幌海岸のサクラマス

サクラマスシーズン開幕 5日午後5時半ごろ、稚内市増幌川河口から左へ約1.2キロのサーフで30人ほどが間隔を空けて並び、ルアーを投げていた。だが釣り人の多さとは裏腹に釣れ方は低調で、地元の上田祐輔さんが釣った中型は価値ある1匹といえた。 上田さんのルアーロッドは10フィート。ラインはPE2号で、フロロカーボン6号のショックリーダーをつないだ。釣り開始は4時ごろ。グリーン／ピンク30グラムのジグを50メートル以上投げてただ巻きすると、わずか4投目、20メートル先でバイトがくる。左右に突っ走る魚をいなし、波打ち際に寄せてゲットしたのは45センチの中型だった。「本当にラッキーでした」と話す上田さんにとって今シーズンの3匹目の獲物で、1日夕方には同じ場所で43センチと55センチが釣れたとのこと。昨季は1匹も釣れなかっただけに、序盤に早くも3匹が釣れた上田さんは絶好のスタートを切った。 例年通りなら今後、同海岸のサクラマスは本格化する見込み。なお同海岸にも規制が及ぶ増幌川河口海岸の河口規制（両海岸500メートル）は5月1日から8月31日までなので注意を。 （稚内・坂田　義人）