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●釧路西港のサクラマス

2022/05/12
ショアサクラ本格化 全体で20から30匹上がる 道東太平洋でショアサクラが本格化してきた。5日は釧路西港西防波堤で20から30匹上がる好漁だった。 日没間近の午後6時ごろ、防波堤基部を中心に30人以上がロッドを振っていた。地元のベテランによると、基部だけで午前中に10匹以上釣れたが、午後は一転して不調で「見える範囲で数匹しか釣れていない」という。一方、通称ひな壇の先端部寄りでは、地元男性がルアーで43センチのサクラマスを手にしていた。 この人の釣り開始は5時半ごろ。ルアーはグリーンバック、ゴールドベリー129ミリのシンキングミノーで、追い風で80メートルほど飛んだという。5秒ほど沈め、時折トゥイッチングしながらスローリトリーブすると、わずか2、3投で釣れたのだという。比較的沖で掛かった魚は思ったよりも引かず、てっきりアメマスだと思ったそうだ。男性によると、当たりはこれっきりだった。一方、この男性の近くにいた地元の原田彪雅君(11)はキビナゴエサのウキフカセ釣りで見事46センチのサクラマスをゲット。初めてのサクラマスに笑顔を見せた。 取材当日、最も数が釣れたのは基部で、先端部は10匹ほど、ひな壇では5匹ほど釣れたという。現在は基部が好調だが、今後は先端部で数が釣れるそうなので注目だ。 (本紙・坂井 宏彰)