iつりしん ゲーム・ザ・ワールド

●大平海岸のサクラマス

2022/04/21
ルアーチェンジが奏功 3キロ極太のサクラマスキャッチ 15日、島牧村の大平海岸で幅広の良型サクラマスがヒットした。 午前10時、大平トンネルのせたな側出口から分岐する旧道で帰り支度をしていた苫小牧市の池田瞬さんに声を掛けると、「今シーズン最初の1匹です」と笑顔を見せた。「混み合う釣り場を避けました」と話す池田さんは4時、先行者の少ない同海岸の磯場、ワスリに入った。足場の悪い磯場でまずミノーを投げたが、スローリトリーブで反応を待ったが魚信はなし。以降、積極的にルアーチェンジを試みる。6時前からミノーの潮がみが悪くなったため、ジャクソンのシンペン、アスリート12SSPゴールドグリーンにチェンジ。80メートルほど投げてジャークアンドフォールで表から中層を探る。すると6時ごろ、5から10メートル先でフォールさせた途端、ついばむようなバイトがくる。ワンテンポ置いてフッキングすると、強烈な引きを見せたのは胴回りの太い59センチ、3キロの良型サクラマスだった。ヒットには至らなかったが、8時台には足元付近までルアーを追う大型も確認しており、ルアーは油断せずに最後まで泳がせることが重要といえる。 積極的なルアーローテで結果を出した池田さん。「今季はサイズがいいと聞いていたがその通りでした。下ろしたてのリールに入魂できて良かった」と満足げな笑みを浮かべた。 (本紙・金沢 賢治)