●函館山沖のマス
2022/03/17
ジギングで2キロ超えマスゲット
11日と12日、函館山沖のマスが共に好漁となり、初日は数が、爆風が吹いた2日目はサイズがアップした。
小澤一允さんと中村豪さんら一行は11日早朝、遊漁船で函館港を出港。同沖の水深80メートルでジギングを開始した。ジグは両者共にスミスCB.ムラマサ3S120〜150グラム。タナ15から20メートルでワンピッチジャークを繰り返した小澤さんにとって同沖は初体験。とりあえず1匹釣るまで手探りの状態だ。ただ前日から上向いていたマスを釣るのにそう時間は掛からず、開始5分で小澤さんにファーストヒットがくる。積丹沖同様、ホッケの群れのすぐ上を根気強く探り釣果を伸ばす小澤さん。途中からベイトタックルをスピニングに替えて軽く前方に投げて沈め、「斜め引き」でより丹念にタナを探ると、明らかにバイトが増えたという。小澤さんは正午の終了までにリリース含めトップクラスの12匹をキャッチ。ただ型物は上がらず、他の乗船者も小から中型に終始した。
翌12日も同じポイントへ出た一向は、開始2時間半で吹き出した爆風により早期撤退を余儀なくされたが、強いジャークで確実なフッキングを心掛けた小澤さんは2.35キロの良型をキャッチ。中村さんも4匹を上げた。短時間の釣りで数は釣れなかったが前日より良型が多く、ジギングならではのダイレクト感を満喫できたのは、むしろ2日目だったかもしれない。
(本紙・平田 克仁)