●ジグヘッド×シャッド系ワームで狙う厳冬期のクロゾイ
2022/03/10
冬もフィールドへ赴く筋金入りのロックフィッシャー、道南在住の松田健作さんは「冬でも場所と釣り方次第でロックフィッシュが楽しめる」と話す。2月、冬真っ盛りの八雲町熊石漁港のナイトロックに同行した。
(本紙・坂井 宏彰)
◆2つの潮がぶつかる好ポイン
松田さんが南防波堤先端部を釣り場に選んだ最大の理由は、潮通しの良さにある。同港の中で最も沖に突き出た南防波堤先端部は「港内から沖へ出る潮」と「沖から入ってくる潮」がぶつかり合うのだそう。こうした場所には冬でも小魚やプランクトンが集まりやすく、それらを求めてソイもやって来るという。周囲には消波ブロックやケーソンなどのストラクチャーも多く、すぐ沖から深くなっているため魚も入ってきやすいのが日中なら一目で分かる釣り場だ。
◆主導権を握るためのロングロッド
松田さんがロングロッドを選んだのは、単に遠投力だけが理由ではない。ショートロッドに比べて根掛かりを外しやすく、長さを生かして手前の根に潜られるのを防ぐという。やや硬めのMHアクションは、抜き上げに耐えうる硬さとパワーが必要なためだ。
◆マッチザベイトのワームセレクト
ソイは小魚やイカを捕食するので、ワームはシャッド系やカーリーテール系がメインになる。カラーもベイトに寄せたホワイトを中心にチャート系やピンク系も有効だ。ワームはカラーの有効性が顕著に表れることが多く、いかに早く「当たりカラー」を見つけるかが鍵となる。アクションはストップアンドゴーなどスイミング系が基本で、リトリーブは1秒でハンドル2回転が標準的。低活性のこの時季は底層を丹念に探るのがセオリーだが、根掛かりを避けるためべた底はNG。底上1メートルを探ろう。
◆ハイシーズン並みのヒット連発
午後7時前、松田さんと彼の釣り仲間の溝口唯斗さんが南防波堤先端部に入釣。14グラムや21グムラのジグヘッドと、エコギアのシャッド系ワーム、「熟成アクア スーパーどじょうM」のパール(夜光)で防波堤先端から1時半から3時方向をストップアンドゴーで探る。すると2投で溝口さんが30センチの良型クロゾイをゲット。当時はふぶきで月は見えなかったが、「月が出ると魚が沈んで反応が悪い。今日は条件的に悪くありません」と話す松田さん。実際、月が隠れている間は厳寒期と思えないほど活性が高かった半面、月が顔を出すと反応が減った。9時半までに釣れたクロゾイは、26から31センチが2人で20匹以上の好漁だった。
今回最初に使ったワームが「当たり」だったため数が伸びたが、異なるカラーやタイプは不発。「当たりワーム」をいち早く突き止める重要性を改めて感じた。
◆マッチザベイトのワームセレクト
ソイは小魚やイカを捕食するので、ワームはシャッド系やカーリーテール系がメインになる。カラーもベイトに寄せたホワイトを中心にチャート系やピンク系も有効だ。ワームはカラーの有効性が顕著に表れることが多く、いかに早く「当たりカラー」を見つけるかが鍵となる。アクションはストップアンドゴーなどスイミング系が基本で、リトリーブは1秒でハンドル2回転が標準的。低活性のこの時季は底層を丹念に探るのがセオリーだが、根掛かりを避けるためべた底はNG。底上1メートルを探ろう。
◆ハイシーズン並みのヒット連発
午後7時前、松田さんと彼の釣り仲間の溝口唯斗さんが南防波堤先端部に入釣。14グラムや21グムラのジグヘッドと、エコギアのシャッド系ワーム、「熟成アクア スーパーどじょうM」のパール(夜光)で防波堤先端から1時半から3時方向をストップアンドゴーで探る。すると2投で溝口さんが30センチの良型クロゾイをゲット。当時はふぶきで月は見えなかったが、「月が出ると魚が沈んで反応が悪い。今日は条件的に悪くありません」と話す松田さん。実際、月が隠れている間は厳寒期と思えないほど活性が高かった半面、月が顔を出すと反応が減った。9時半までに釣れたクロゾイは、26から31センチが2人で20匹以上の好漁だった。
今回最初に使ったワームが「当たり」だったため数が伸びたが、異なるカラーやタイプは不発。「当たりワーム」をいち早く突き止める重要性を改めて感じた。