●オッカバケ川のオショロコマ
2021/09/09
オショロコマの引き楽しむ
羅臼町オッカバケ川で4日午後0時半ごろ、フライフィッシャー2人が渓流の宝石と称されるオショロコマ釣りを楽しんでいた。
釣れていたのは河口から100メートルほど上流。一般的にオショロコマは上流域に生息するが、知床では河口近くで気軽に釣れるのがうれしいところ。ロッドは9フィート5番で、フライラインはフローティング。リーダーは12フィート4X(1号)を使っていた。当日朝、2人は羅臼の海でルアーを投げたが、本命のカラフトマスはノーヒット。代わりに川でオショロコマを釣ることにしたという。開始当初の午前7時半ごろ、ブラウン系のエルクヘアカディスを水面に流し20センチ弱のオショロコマを3匹立て続けに釣ったかと思えば、上流側にいたもう1人も同じくドライフライでオショロコマをコンスタントにキャッチ&リリース。その後、当たりが遠のいたので、フライを水中に沈むウエットフライやエッグフライにチェンジしたが上向く気配はなし。そこで再び水面に浮く黒系のエルクヘアカディスに替えてみたところ、当たりが復活。白系カディスに替えても当たりは続いた。しかしある程度数を釣ると魚の警戒心が増したのか、2人共に当たりが減少。それでも「手軽にオショロコマが釣れていいですね」と話す2人は、知床のフライフィッシングを十分に満喫したようだ。
(本紙・渋谷 賢利)